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知っておきたい美容成分に関する基礎知識

1.「天然成分」は「化学合成成分」より安全なの?

「天然成分」とは、自然界に自然に存在しているもの、あるいはそこから抽出したものをいい、対して「化学合成成分」とは、自然界には存在しない成分や、化学的に作られた自然界の成分と同じ性質を持つ成分をいいます。
「自然」「天然」「植物」という言葉が体や環境に良いイメージをあたえるのに対して、「化学」や「合成」は体に悪いものと考えがちですが 、はたして「天然成分」は「化学合成成分」より本当に安全なのでしょうか?

結論からいうと、そのようなことはありません。
「合成成分の中にも安全性の高いものはたくさんあり、また天然の成分にも危険性のあるものもあります。
天然成分の危険性の例をあげれば、ウルシ科の植物に触れるとかぶれを起こしたり、小麦、蕎麦などにアレルギー症状を示す体質の人は多いでしょう。記憶に新しいところでは、「自然派」をうたって人気のあった洗顔石鹸が重篤な小麦アレルギーを引き起こし、多くの被害者を出して社会問題になりました。もちろん、化学合成成分についてもアレルギーの危険性はあります。

また、合成成分の「安全性」として、「成分の安定性」も重要な要素といえます。
「安定性」が高いということは、肌に負担を与えにくいことはもちろん、常に同じ効果を発揮するというメリットもあります。
天然成分は、そのままの形では成分の安定性が低いのです。
例えば、肌の保湿成分として有効といわれる植物にアロエがあります。しかし「天然のアロエエキスを使っています」という化粧品やヘアケア用品があったとしても、収穫したアロエから抽出したエキスを、そのまま製品に使うことはありません。なぜなら、収穫時期や産地などによって、エキスの品質はバラバラですし、抽出したエキスには、さまざまな不純物が含まれています。 このような原料から化粧品を作ると、製品そのものの品質にばらつきが生まれます。また、不純物の中には、それ自体が肌に刺激を与えるものもあり、これが、髪や地肌のトラブルの原因になることがあるのです。ですから、ほとんどの場合、エキスを抽出したのちに、なんらかの化学的処理を加えて商品の成分となるのです。この時点で、アロエという天然成分は、「原料が天然であった化学成分」と呼ぶべきものに変わっています。このような場合、メーカーは「天然由来成分」という表現を使うことが多いようです。しかし、由来が天然であっても、出来上がった成分は合成成分であるという場合はとても多いのです。

「天然由来」=「天然成分」ではないこと、覚えておきましょう。

化学合成成分の危険性については、発ガン性や経皮毒などのリスクも議論されています。しかし、食品の合成添加物と同じく、現時点では少なくとも、化粧品やヘアケア商品の成分として使用が国により認められている成分に関しては、それらの危険性を科学的に証明するデータがなく、個人の見解に委ねられている状態です。

要は、「天然」「植物」「自然」あるいは「合成」などのことばに惑わされず消費者も、成分の安全性についての知識を持ち、厳しい目でチェックすることが重要です。


2.「旧表示指定成分」と「全成分表示」

「旧表示指定成分」とは、1982年から2000年まで、ヘアケア用品を含む化粧品に使用する場合、「アレルギーなどの皮
膚疾患を起こす可能性のあるもの」として旧厚生省によりその名称の表示が義務付けられていた103種類の成分のことをいいます。
主に香料、保存料、合成界面活性剤、着色料などの成分が多く指定されていました。
現在では2001年の薬事法改正に伴い、その製品に使用している成分を配合量の順に全て表示する「全成分表示」と呼ばれる表示方法が義務付けられたため、現在ではこの102の成分を「旧表示指定成分」と呼んでいます。
旧指定表示成分」一覧はこちら

化粧品やヘアケア商品で「無添加」という場合、この「旧表示指定成分無添加」を意味する場合が多いようです。
「全成分表示」に切り替わったことで、「旧表示指定成分」が区別できなくなった、という声もありますが、旧表示指定成分だけが有害で、その他の成分が安全という訳ではありません。
全成分表示を活用して、配合成分の中に自分に合わないものはないか、有害性の高いものはないか、消費者自身が知識を持って確認したうえで商品を選ぶ時代になった、といえるでしょう。


3.「界面活性剤」について

界面活性剤とは、本来なら混ざらない水と油を「つなぐ」役目をもつ成分で、その性質から、色々な目的でクレンジングや洗顔料、シャンプーやトリートメントなどにも含まれています。分量的にも水の次に多く含まれる成分です。特に洗顔料やシャンプーに配合される主な理由は、洗浄効果です。肌や髪についている皮脂などの油汚れを、泡で包みこみ、水で流す効果があります。また、水と油をまぜて、乳液状やクリーム状の物質をつくることができる働きや、髪をコーティングして滑らかにし、静電気を防ぐ効果などもあります。

特にシャンプーの主要な洗浄成分である界面活性剤は、シャンプーそのものの良し悪しを左右するといってもいいほど、重要な成分です。界面活性剤はいろいろな分類の仕方がありますが、一部のせっけんシャンプー以外のシャンプーには必ず「合成界面活性剤」が使われています。合成界面活性剤の中でも、ラウリル系やラウレス系に代表される「高級アルコール系」は洗浄力も皮膚への刺激も強く、両性系、アミノ酸系、ベタイン系などは、ほどよい洗浄力で肌への刺激や弱い、など種類によってさまざまな特徴があります。
合成界面活性剤はすべて有害だという極端な意見もありますが、このように、合成界面活性剤にもいろいろな性質のものがありますので、どんな界面活性剤を選ぶかが大切です。こちらの「界面活性剤の一覧表」などを参考に、それぞれの界面活性剤がどんな性質を持つのかを理解して、自分の髪質や求める仕上がりに合ったシャンプーを選ぶようにしましょう。


4.「シリコン」について

最近巷で人気のノンシリコンシャンプー。
では、シリコンとはどんな成分なのでしょう?

全成分表の中のジメチコン、シクロメチコン、シロキ、シリカ、メチコンという言葉がつく成分はすべてシリコンを意味します。ノンシリコンシャンプーとは、これらの成分が入っていないものです。
シリコンは作られ方によって様々な用途に使われていますが、シャンプーに入っているシリコンは、化粧品にもよく使われているタイプのシリコンで、髪を洗うときに指通りを良くするものなのです。
シリコンはコーティング剤の一種ですから髪に皮膜を作るという性質があります。最近のノンシリコンシャンプーが注目されているのは、「シャンプーは汚れを落とすのが一番大切な役割なのに、コーティング剤を入れたら頭皮や髪に良くない」という考え方に基づくものです。

では、そもそもなぜシリコンを配合したシャンプーが作られたのでしょう?

それは洗浄成分である界面活性剤に、ラウレス硫酸などの洗浄力が強く安価な高級アルコール系を用いた場合、指が髪に絡んだり、洗った後もギシギシして使用感が悪かったり、という問題が起こります。それらの問題を解消するためにシリコンを入れることが多いのです。

ではシリコンは本当に髪に悪いものなのでしょうか?
シリコンのデメリットとしては、

  1. パーマがかかりにくい。染まりにくい。
  2. 地肌にくっついて、毛穴が小さくなるかも。薄毛の危険。
  3. シリコンは髪に吸着し、ブラッシングやシャンプーなどの物理的な力によって剥がれる時、キューティクルまで一緒に剥がしてしまう。

などがあげられています。
最初はサラサラ・ツルツルになるけれど、使い続けていくうちに髪が痩せて、徐々にツヤがなくなり、ガサガサになる、髪を守るキューティクルがなくなるので、水分保持力が弱くなり乾燥や枝毛・切れ毛の原因になる、という意見もあります。

このような指摘に関しては、以下のような反論があります。
「シリコンも日々進化しており、ひと昔前のシリコンと今のシリコンでは性能がだいぶちがう。ラップ状ではなく網目状にコーティングすることで、髪や頭皮への付着は軽減され、パーマやカラーを大きく妨げることはない。毎日のシャンプーでその都度落とすことができる。また分子も大きくなっているので、毛穴に詰まることはない。仮に詰まったとしても、髪は日々伸びているので、髪の毛と一緒に押し出され、皮脂の分泌によっても排出される。基本的には洗い流されるもので、頭皮も表皮の新陳代謝(ターンオーバー)によって剥がれていくものである。」

しかし、少なくとも洗浄が目的のシャンプーにシリコンは本来必要のないものであり、多少製品の価格が上がっても、洗浄剤にアミノ酸系やベタイン系の上質なものを選べば、シリコンを入れなくても指通りのよいシャンプーは作れるので、シャンプーにはノンシリコンを選ぶべきといえるでしょう。実際上質のシャンプーにはシリコンは含まれていないことが多いのです。

ではトリートメントはどうでしょう?トリートメントにシリコンが入っているものを使った方がいいかどうかは、その人の髪質によるといえます。
シリコンは髪の毛に皮膜を作るので、ツヤが出て、サラサラとした指通りになり、髪が皮膜で少し重くなる分、落ち着くという効果があります。逆に、髪の毛が細くてボリュームを出したい人には、シリコンが入っていないトリートメントのほうがシリコンの皮膜がなくなるので、髪が軽くなり、根元からふわっと立ち上がってボリュームが出ます。

ただ、今世の中に出回っている「ノンシリコンシャンプー」には、「シャンプーはノンシリコン、でも同じラインやセット売りされているトリートメントはシリコンが含まれている」というものが多いのです。トリートメントもノンシリコンを選びたい場合は注意が必要です。商品の裏の全成分表をチェックして、上に挙げたシリコンを意味する成分が入っていないか、必ずチェックしましょう。

シリコンとは、化学変化を起こさないので、本来とても安全性が高い成分です。
ツヤ・ダメージヘア修復の即効性と持続性という点や、熱・摩擦・紫外線などから、髪を守ってくれるというメリットもあります。特にダメージヘアの人が、「大切なお呼ばれがあるから、明日きれいな髪にしたい!」というような時には頼れる成分といえます。

このように、シリコンのメリットとデメリットをよく知った上で、シャンプー選びに役立てるのがよいでしょう。


5.「パラペン」について

パラベンとは、ヘアケア商品や化粧品において「防腐剤」として使用される成分の中で、もっとも代表的なものです。微生物の増殖を抑制する静菌作用があり、低刺激で安全性が高いため、食品や飲料、医薬品にも使われています。そんな安全な成分のパラペンですが、今世の中では「ノンパラペン」とか「パラペン不使用」をうたった商品がもてはやされ、まるで悪者ように扱われているのはなぜでしょう?
それは、パラペンが「旧指定表示成分」(2.「旧指定表示成分」と「全成分表示」を参照)のひとつだったため、とても印象が悪いからなのです。

しかし、化粧品やヘアケア用品が腐らないのは防腐剤のおかげです。特に高温多湿の浴室の中で長期保管するシャンプー。どれだけ高品質なシャンプーでも、固形でない限り腐る可能性があります。したがって防腐剤は絶対的に必要なのです。つまり「パラペン不使用」の製品にはパラベンに代わるなんらかの防腐剤が使用されていることになります。
最近の傾向としては、イメージの悪いパラペンの代わりに「フェノキシエタノール」が使われることが多いようです。
しかし、パラペンもフェノキシエタノールも化学合成成分で、どちらが安全か、ということについての科学的根拠はありません。

ただ、防腐効果としてはパラペンの方が強いこと、パラペンは肌への刺激、フェノキシエタノールは粘膜への刺激を懸念する意見がある、という違いがあります。ですので、フェノキシエタノールの含まれているシャンプーを使う場合、目や鼻、口などに入らないように注意した方がよいでしょう。

その他、はヒノキチオールやローズマリーなど、抗菌効果を持つ成分を防腐剤として利用する場合もありますが、ヒノキチオールは「ヒノキ」という言葉のイメージから「天然成分」と誤解されがちですが、ヒノキ科の植物を原料に製造した「化学合成成分」です。逆に原料がヒノキであるゆえに、ヒノキの花粉アレルギーを持つ人は使用を控えた方がよいとされています。防腐効果はパラペンやフェノキシエタノールより弱いとされます。ローズマリーは天然の植物ですが、長期間の防腐効果は期待できません。ちなみにシャンプーにも使用期限があるのを知っていますが?特に品質保持期限が書いてないものは、未開封の状態で最低3年間品質が保てるよう製造することが、メーカーに義務付けられています。

旧表示指定成分だったために嫌われがちなパラペンですが、旧表示指定成分が決められた30年以上前と比べ、研究も進んでいます。パラベンにも色々な種類があり、危険性の低いものもあります。他の防腐剤に比べてパラベンがより危険というわけではありません。パラペンは防腐効果が高いと述べましたが、防腐効果が高いということは、少量で効果を出せるということです。また数種類のパラペンを組み合わせて使用することで、各防腐剤のいいとこどりをして、全体量を減らせることもあります。イメージからパラペンだけを必要以上に恐れると逆に刺激の強いものを選ぶことにもなりかねないので、全成分表でどの防腐剤が使われているかをチェックし、自分の体質に合っているか確認したり、使用方法に注意を払ったりすることが大切です。


6.「香料」について

化粧品やヘアケア商品に含まれる香料にも、「天然香料」と「合成香料」の2つの種類があります。「天然香料」とは、自然界に存在する動植物を原料として、それらに含まれる香り成分を水蒸気蒸留や抽出、浸出、圧搾などの方法によって取り出したものです。対して「合成香料」は天然香料中の成分や、あるいは天然には存在しないが香料として有効な化合物を化学的に合成してつくられたものです。

まず、安全性についていうと、「天然香料」の方が「合成香料」より安全ということはありません。むしろ、多くの天然成分の組成がいまだ明確では無いのに対して、合成成分の組成は明確であり、合成成分が精製技術により「肌に望ましくない成分を除去できる」という点を考えると、合成香料の方が安全性が高いともいえます。もちろん合成成分にもアレルギーなどを起こす危険性はあります。

天然香料は、動植物を原料としているため、以下のようなデメリットがあります。

  • 処理する原料に対して採取できる香料の量はわずかであるので高価。
  • 産地や生産した年の気候により品質が一定しない。

対して合成香料は化学合成により製造するため、これらの天然香料のデメリットを補うことができるわけです。

では、天然香料のメリットは?というと、やはり「香りの質」にあるといえるでしょう
例えば芳しいローズの香りは、どれだけ嗅いでいても心地よいものですが、人工的に作ったローズの香りは時として長時間嗅いでいると気分が悪くなることがあります。このように、複雑な天然成分の組成によりもたらされる微妙な香りのニュアンスを、化学技術で合成した成分によって完全に再現しようとしても、それはいまだに不可能なのです。
ちなみにローズの天然成分1キロに対する末端価格は200〜300万円、アイリスにいたっては1キロ800〜1,000万円といわれています。天然香料とはとても贅沢な成分だということがおわかりいただけると思います。

また、アロマテラピーに使用できるのは天然成分の精油のみです。「人の心理面に直接作用する」というアロマテラピー効果は合成香料には期待できないものです。天然成分には抗菌・抗ウイルス作用があるといわれるものもあります。

香料は、人間のもっとも敏感な感覚である嗅覚に訴えるもので、香りの微妙なニュアンスと厳しい品質管理が求められます。このため、香料の製造・精製には細心の注意が払われています。しかしながら、香料はその成分の複雑さゆえに、アレルギーを引き起こしやすい成分ともいわれています。それなら無香料で作ればよい、と考えますが、化学成分の中には独特の臭いを持つものもあり、それを解消するために香料が必要な場合もあります。全成分表を見ても、「香料」と記載すればよいことになっており、消費者としてはそれが自分に合うものなのかどうかを判断しにくいという問題点もあります。「合成香料不使用」とうたっている商品もありますが、たとえ天然香料であっても、アレルギーを起こす危険性はあるので、注意が必要です。特定の香料の成分にアレルギーを持つ人は、無香料のものを選ぶか、あるいは使用する前にメーカーへ問い合わせるなどして、できる限りの注意をはらうべきでしょう。


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